[上海 18日 ロイター] - 複数の関係筋によると、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)を3月末から導入した中国・上海市は金融機関864行に業務再開を認めた。市内で通常の生活を広範に再開する計画の一環という。
関係筋が提供した上海金融当局のリストには、業務再開対象の金融機関として、中国外国為替取引システム(CFETS)、上海証券取引所、上海先物取引所、中国金融先物取引所(CFFEX)のほか、交通銀行、中国銀行、中国工商銀行、中国農業銀行、中国建設銀行の上海支店などが掲載されている。
関係筋によると、全国規模の事業あるいはシステムを運営する金融機関は優先的に業務再開を認められた。
上海当局は週ごとに業務再開を認める金融機関を追加していく計画という。
上海市政府はロイターのコメント要請に回答していない。
国営紙の上海証券報も18日、金融機関の業務再開承認について報じた。
同市金山区の交通銀行支店は18日に営業を再開。同行は声明で、市内にある支店の営業を順次再開すると発表した。