[18日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は18日、好調な労働市場などを踏まえると、連邦準備理事会(FRB)はリセッション(景気後退)を引き起こすことなくインフレを抑制できるとの考えを示した。
ハーカー総裁は「数四半期はマイナス成長に陥る可能性もあるが、自分自身はそのような事態は予想していない」と指摘。米経済は「慎重」で「計画的」な金融引き締めに耐えられるとし、経済の軟着陸(ソフトランディング)は可能だと引き続き考えていると述べた。
その上で、FRBはインフレ抑制を最優先事項としているとし、「過度な措置は避けるべきだが、行動する必要がある」と語った。