[8日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード副議長は8日、暗号資産(仮想通貨)が金融不安定化リスクをもたらすほど普及する前に強力な規制が必要との見解を示した。
ロンドンで開催されたイングランド銀行(英中央銀行、BOE)の会議で「暗号資産のエコシステムが非常に大きくなり、より広い金融システムの安定性にリスクをもたらすような事態が発生する前に、暗号金融システムの健全な規制の基盤を確立することが重要だ」と述べた。
暗号資産業界は、デジタル資産は伝統的な金融とは根本的に異なるとしている。しかしブレイナード氏は、この分野は同じリスクにさらされやすいことが証明されており、同じルールに従うべきだと述べた。
また、既存の規制の順守を確保し、新たな規制を策定するためには国内外の協力が必要になるとした。