[ベルリン 4日 ロイター] - 欧州連合(EU)は9月までに約80億ユーロ(81億5000万ドル)規模のウクライナ向け融資パッケージをまとめる意向と、ドイツ政府関係者が4日、述べた。
これにはすでに確約された資金も含まれており、融資と補助金で構成されるという。
EUの執行機関である欧州委員会は5月、ロシアの侵攻を受けたウクライナの支援に向け、年内に90億ユーロ(95億ドル)の追加融資を行うことを提案した。また同国再建に向け、EUの復興基金をモデルとした補助金と融資で構成する「リビルド・ウクライナ」制度の創設も提案した。
その後、主要7カ国(G7)の財務相・中央銀行総裁会議がウクライナに95億ドルの追加支援を行うという共同声明を採択。ドイツが10億ドルを拠出した。
独政府関係者によると、5月に提案されたEUの残りの支援額が9月のパッケージで提示され、ドイツもそれに拠出することになるという。