[ブエノスアイレス 22日 ロイター] - アルゼンチン検察当局は22日、現在は副大統領を務めるクリスティナ・フェルナンデス元大統領に公共事業に関する汚職の罪で禁錮12年を求刑した。
検察官はフェルナンデス氏について、2007年から15年の間に大統領でありながら国家を欺き、公金流用計画に関与したと指摘。「おそらく、この国で知られている中で最大の汚職工作だ」と訴えた。
地元メディアによると、判決は数カ月以内に下される予定。
フェルナンデス氏はツイッターで、自らが直面しているのは「メディア・司法の銃殺隊」であり、「憲法上の裁判所ではない」と主張。新たな陳述機会が与えられなかったと訴えた。
アルベルト・フェルナンデス現大統領もツイッターで、陳述機会を与えなかった決定を非難。司法による迫害事例と表現した。その上で「元大統領に対する訴因はどれも証明されていない」とした。