[23日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が23日に公表した7月の公定歩合会合の議事要旨で、12地区連銀のうちミネアポリスとセントルイスの2地区連銀が1%ポイントの引き上げを求めていたことが分かった。また、カンザスシティー連銀は0.5%ポイントの引き上げに賛成した。
FRBは26─27日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を75ベーシスポイント(bp)引き上げ、2.25─2.50%とした。
3地区連銀の提言は覆された格好となった。他の9地区連銀は0.75%ポイントの引き上げを支持していた。
公定歩合はFOMCが設定するFF金利の誘導目標とは異なるが、連動して動く。公定歩合会合で見解が分かれたことは、数十年ぶりの高インフレに直面する中、どの程度積極的に利上げすべきかを巡る意見の相違の拡大を示唆している。