[6日 ロイター] - 中国・上海市の金融監督当局は6日、今週開催される予定だった主要な金融フォーラムを延期したと発表した。検討するテーマについて、より議論を深めることが目的としている。
陸家嘴フォーラムは7─8日に行われる予定だったが、当局は声明で「(イベントの)トピックを深める必要があるため延期することになった」と説明した。
同フォーラムは中国人民銀行(中央銀行)、中国銀行保険監督管理委員会、中国証券監督管理委員会などの金融規制当局と上海市政府の共催で毎年開催されている。
2008年に初めて開かれ、通常は6月に行われていたが、今年は新型コロナウイルスの流行により上海が2カ月間封鎖されたため、開催が延期になっていた。
同フォーラムのウェブサイトによると、今年のテーマは「世界経済の安定的成長における金融の役割」で、金融市場の開放や規制などについて協議する予定だった。
上海市当局は先月末、新型コロナの予防を強化するため、会議や展示会を延期または縮小するよう主催者に促した。