[シカゴ 10日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード副議長は10日、FRBは追加利上げと金融政策の引き締め継続にコミットしているが、正確な道筋とペースはインフレと経済の展開次第と述べた。
「インフレが低下すると確信できるまで、金融政策が当面制約的であることは明らかだ。連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金利が一段と上昇すると表明している」と言及。「われわれはまた、行く先々で学び、その評価は入手されるデータや国内外のリスクを反映していく。実際の政策の道筋はデータに左右される」とした。
9月のFOMCで発表された金利見通しは「現時点で非常に参考になる」とし、経済がどのように展開するかという予想に基づいているとしながらも、「状況は変わり得る」とした。
またFRBが利上げを「時期尚早」に撤回するのは危険とし、インフレ低下には「しばらく時間がかかる」と改めて表明した。