[モスクワ 28日 ロイター] - ロシア中央銀行は28日、政策金利を7.50%に据え置いた。インフレ期待の高まっているとし、部分動員令に起因する長期的な物価押し上げへの警戒を示した。
中銀は2月24日のウクライナ侵攻開始直後に政策金利を9.5%から一気に20%に上げたが、その後、9月の前回会合まで6回利下げした。9月会合では追加利下げの見通しを示さなかったため打ち止め観測が台頭、ロイターが今週まとめたアナリスト調査でも据え置きが予想されていた。
中銀は声明で「部分動員令は、向こう数カ月は消費者需要とインフレを抑制する要因になると想定する。しかしその後は供給制約要因に加わり物価押し上げに働くと予想する」と述べた。