[パリ 16日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバのビルロワドガロー仏中銀総裁は16日、インフレとの戦いは終わっていないと述べた。インフレ率は2023年上期にピークに達し、その後は低下するとの見通しを示した。
BFMビジネスラジオに、インフレとの戦いは「前半を終えたが、まだ終わっていない」と語った。
「2024年末、25年末までにインフレ率を2%に引き下げることにコミットしている」と述べた。
インフレ率は23年上期中にピークを迎えた後は低下し、欧州経済は来年ハードランディングを免れるとの見解を改めて示した。
ECBは15日の理事会で0.50%ポイント利上げを決定した。さらに大幅な引き締めが必要と強調したほか、保有資産の圧縮に関する計画も公表した。