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インド自動車小売販売、12月は5%減 10─12月でも減少か=業界団体

発行済 2023-01-05 16:55
更新済 2023-01-05 17:00
© Reuters.  インド自動車販売店協会連合(FADA)が5日発表した昨年12月の国内自動車小売販売は162万台と、前年比5%以上減少し、第4・四半期の販売も押し下げた可能性がある。写真

[ベンガルール 5日 ロイター] - インド自動車販売店協会連合(FADA)が5日発表した昨年12月の国内自動車小売販売は162万台と、前年比5%以上減少し、第4・四半期の販売も押し下げた可能性がある。

インドは、二酸化炭素(CO2)排出削減のため、今年4月からより厳しい燃費基準を遵守するよう自動車メーカーに義務付けている。FADAは、このことがさらなる値上げの引き金となり、1─3月期の販売は弱含むと予想した。

自動車販売は、経済成長率の算定で50%以上のウエートを持ち、民間消費の重要指標の一つとなっている。

12月は、乗用車販売全体の60─70%を占める二輪車の販売が11.2%減の113万3138台となった。

FADAによると、二輪車およびスクーターの国内大手メーカーの販売台数は、インフレ率の上昇、所有コストの増加、農村部の市場がまだ完全に回復していないことが原因で減少したもよう。また、電気自動車(EV)の販売増が内燃エンジン搭載二輪車の販売に打撃を与えたという。

12月の乗用車販売台数は約8.2%増の28万0016台。2022年通年では343万台を超え、過去最高を記録した。ユーティリティ・ビークル(UV、多目的四輪車)の需要が引き続き旺盛なことが要因と考えられる。

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