[ワシントン 20日 ロイター] - バイデン米大統領は20日、債務上限引き上げについて、マッカーシー下院議長(共和党)と「話し合う」方針を示した。ただ、日程などの詳細には踏み込まなかった。
バイデン大統領は、市長との会合で、米国債のデフォルト(債務不履行)はかつてない財政的な大惨事になるとの見方を示した。
ホワイトハウスはこれまで債務上限問題を巡り共和党と交渉しないという考えを示していた。
マッカーシー下院議長はツイッターへの投稿で、バイデン大統領からの「招待に応じ、無責任な政府の支出に対応するため、責任ある米債務上限引き上げを巡り議論する」と明らかにした。
ホワイトハウスのジャンピエール報道官は声明で、バイデン大統領が新たな議会指導者と行っている複数の会議の一環として「さまざまな問題を議論する」ためにマッカーシー氏と会うことを楽しみにしていると述べた。その上で「大統領が何度も言っているように、債務上限引き上げは交渉ではなく、経済の混乱を避けるための国と指導者の義務だ」と指摘した。