40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

金融緩和政策の適正な水準への調整、市場との十分な対話を=全銀協会長

発行済 2023-02-16 16:48
更新済 2023-02-16 16:55
© Reuters.  2月16日、全国銀行協会の半沢淳一会長(三菱UFJ銀行頭取・写真)は会見で、政府が国会に提示した日銀の新体制について「バランスの取れた陣容」と評価した。写真は2021年

[東京 16日 ロイター] - 全国銀行協会の半沢淳一会長(三菱UFJ銀行頭取)は16日の会見で、政府が国会に提示した日銀の新体制について「バランスの取れた陣容」と評価した。新体制に対しては、大規模金融緩和の出口戦略においては市場との十分な対話を行うよう求めた。

半沢会長は、金融政策は日本銀行の専管事項であり全銀協会長としてコメントすることは適切ではないとし、個人の見解と断った上で述べた。

これまでの金融緩和は「デフレ的な状況から抜け出したという意味で、一定の効果はあった」との見方を示す一方で、イールドカーブのゆがみなど市場の一部機能の低下が見られているほか、金融機関にとっても預貸金利鞘の縮小、運用環境の悪化など「収益に相応のマイナスインパクトがあったことは事実」と指摘した。

今後、賃金上昇を伴い持続的・安定的な物価上昇を展望できる局面が訪れれば日銀はいずれかの段階で大規模金融緩和の出口戦略を進めることになるとし、「金融緩和政策を適正な水準に調整していく際には、金融・資本市場のボラティリティーが高まることも想定される」との見通しを示した。その上で「そうしたリスクをできる限り低減させるためにも、政策の予見性を高めるフォワードガイダンスをはじめ市場との十分な対話などを行いながら、金融市場が健全に機能するよう日銀が適切に決定・判断することを期待している」と語った。

政府は14日、4月8日に任期満了となる黒田東彦日銀総裁の後任に植田和男元審議委員、3月19日に任期満了となる雨宮正佳副総裁の後任に内田真一理事、若田部昌澄副総裁の後任に氷見野良三前金融庁長官を提示した。所信聴取の後、国会での承認を得て就任する。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます