[フランクフルト 3日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのミュラー・エストニア中銀総裁は3日、今月の利上げが最後になる可能性は低いとの認識を示した。また利上げを停止した後は金利をしばらく高水準を維持する必要があると述べた。
ECBは16日の理事会で50ベーシスポイント(bp)の利上げを行うとすでに表明している。市場は年内にさらに100bpの追加利上げを予想している。
ミュラー氏はリュブリャナで講演し「(3月が)この局面における最後の利上げにはならない公算が大きい」と述べた。「インフレ率を2%近くまで低下させこの水準にとどめるために、金利をかなりの期間高水準に維持することが必要になる可能性も高い」と指摘した。