［東京 ７日 ロイター］ - 自民党の世耕弘成参院幹事長は７日の定例会見で、政府・日銀の共同声明を見直すべきではないとした自身の発言について、見直すと意見が百出し、市場に混乱を与えると説明した。
世耕氏は「共同声明を見直せば、引き締め派から緩和派までいろいろな意見が出る」と指摘。「賃金（上昇目標）を共同声明に入れろとの意見もある。わたしは緩和派の立場なので、なぜ財政再建（推進の文言）が入っているのかと思う。このように意見が百出して市場に混乱を与えるという趣旨で発言した」と語った。
世耕氏は５日のＮＨＫ日曜討論で、第２次安倍政権発足直後の２０１３年に２％の物価目標を早期達成するために政府と日銀が結んだ共同声明（アコード）について、見直すとパンドラの箱を開けてしまうとして改訂に慎重な姿勢を示していた。
（竹本能文）
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