［２７日 ロイター］ - ２７日序盤の米国株式市場で、中堅銀行の株価が急騰している。 米地銀ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズが、経営破綻したシリコンバレー銀行（ＳＶＢ）の預金などを米連邦預金保険公社（ＦＤＩＣ）から取得することが材料視された。
ファースト・シチズンズの株価は４４％急上昇。他の中堅金融機関も連れ高となった。キーコープは３％超、ウェスタン・アライアンス・バンコープは５％超、パシフィック・ウエスト・バンコープは１６％超上昇した。
大手銀行のＪＰモルガン・チェース、シティグループ、バンク・オブ・アメリカも１─３％程度上昇した。
投資家はファースト・リパブリック・バンクの動向を注視している。米ブルームバーグ・ニュースは２５日、米当局が緊急融資制度の拡充など一段の銀行支援策を検討していると報じた。経営状況が懸念されているファースト・リパブリックにバランスシートを補強する時間を与えることを念頭としているもようだという。