[バンコク 25日 ロイター] - タイ財務省は25日、今年の経済成長予測を3.8%から3.6%に下方修正した。観光客は増加するが、輸出が減少する見通し。
輸出予想は0.4%増から0.5%減に下方修正された。海外の需要鈍化が背景。
財務省当局者が会見で明らかにした。観光産業と国内消費の回復が景気を支える見通しという。
昨年の経済成長率は2.6%と、他の東南アジア諸国の水準を下回った。昨年の外国人観光客は1115万人。今年の予想は2750万人から2950万人に上方修正された。中国人観光客の増加が見込まれている。
今年のタイバーツの予想レートは平均1ドル=33.17バーツ。従来予想は32.5バーツだった。米利上げがドルを下支えする見通しという。
今年の総合インフレ率の予想は2.6%。従来予想は2.8%だった。昨年は24年ぶり高水準の6.08%。