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フィリピンCPI、4月は昨年8月以来の低い伸び 金利据え置き観測

発行済 2023-05-05 16:48
更新済 2023-05-05 16:54
© Reuters.  フィリピン統計局が5日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前年比上昇率が6.6%で、市場予想の7.0%を下回り、昨年8月以来の低水準となった。写真は1月、マニラの市

[マニラ 5日 ロイター] - フィリピン統計局が5日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前年比上昇率が6.6%で、市場予想の7.0%を下回り、昨年8月以来の低水準となった。

ジョクノ財務相は統計を受け、「早ければ第4・四半期にインフレ率が目標範囲内に収まる可能性を示した」と述べた。

アナリストは、インフレ率の低下でフィリピン中央銀行は18日の会合で利上げを見送る可能性があると見る。

INGのエコノミスト、ニコラス・マパ氏は「きょうの統計は、中銀が18日の会合で利上げを見送る可能性を高めた」と述べた。

セキュリティー・バンクのチーフエコノミスト、ロバート・ダン・ロセス氏も今月は据え置きを予想。ただ中銀はもう一回データを見てから利上げサイクルの停止を判断するとの見方を示した。

コアインフレ率は3月の8.0%から7.9%に小幅低下した。

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