[コロンボ 1日 ロイター] - スリランカ中央銀行は1日、インフレが緩和したことから主要政策金利を250ベーシスポイント(bp)引き下げた。金融危機を脱し成長回復を目指す姿勢を示した。
常設預金金利は13%、常備貸出制度金利は14%と、危機が始まった2022年3月以来の低水準となった。
アナリストの多くは現状維持を予想していた。
中銀はインフレの減速が速まり、インフレ見通しが改善し、国際収支の圧力が弱まったことから政策金利を引き下げたと説明した。
「今回の利下げは金利の正常化を加速させ、経済活動を拡大し、金融市場の圧力を緩和することで景気を回復局面へと導くことが期待される」とした。
総合インフレ率は23年第3・四半期初めに1桁台に低下し、中期的には1桁台半ばの水準で安定するとの見通しを示した。