[ブラジリア 28日 ロイター] - ブラジル中央銀行のカンポス・ネト総裁は28日、今後の金融政策について、予想外のことが起きなければ決定会合ごとの利下げ幅は50ベーシスポイント(bp)になるとの見通しを示した。ウォーレン・インベスティメントス主催のイベントでの発言。
総裁は「引き上げと引き下げの両方で、ペースについて何か違うことするためのハードルは非常に高いということをはっきりさせたい」と述べた。
中銀は8月の金融政策委員会で予想を上回る50bpの利下げを決め、金融緩和サイクルを開始した。しかしその後委員会のメンバーからは、インフレ抑止のため引き締め的な金融政策を維持する必要があり、将来的に同程度の利下げが見込まれるとの発言が相次いでいる。
総裁は経済活動については、農業による寄与を除いても、ブラジルは成長の面で予想外の好材料が出続けていると指摘した。