[サンパウロ 28日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカ(BofA)は28日公表したリポートで、ブラジルの今年と来年の成長率見通しを引き上げた。第1・四半期の成長が予想を上回ったことと金利低下を理由に挙げた。
国内総生産(GDP)伸び率の予測は今年が2.3%から3.0%に、来年が1.8%から2.2%にいずれも上方修正された。
BofAのリポートに先立って同日公表されたブラジル中銀による民間エコノミストを対象にした調査結果によると、成長率予想の中央値は今年が2.31%、来年が1.33%で、いずれもBofAの予想の方がかなり高い。
BofAのエコノミストは今年の成長率改定について、第1・四半期のGDPと最近の活動データが予想外に上振れたほか、純輸出が増加した上に投資がそれほど大幅に悪化しない見通しになったためだと説明。来年については、金利の低下、投資の増加、予想を下回る失業率が追い風になるはずだと指摘した。
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