[ブラジリア 5日 ロイター] - ブラジル中央銀行のグアルダード国際局長は5日、第2・四半期の国内総生産(GDP)が予想を上回ったものの、今後の景気減速見通しは基本的に変わらないとの認識を示した。
ブラデスコ・アセットマネジメント主催のイベントで「やや低い結果を見込んでいたため、われわれの需給ギャップ測定に多少の影響を与えるだろう」と指摘。
その上で「重要なのは景気減速見通しに沿って今後数四半期にわたり、需給ギャップが緩やかに拡大すると引き続き予想されることだ」と述べた。
需給ギャップの新たな予想は、今月末の四半期インフレ報告で公表されるという。
グアルダード氏は、中銀が政策判断で、需給ギャップや根強いサービスインフレ、インフレ率の目標からのかい離に注目してきたと述べた。
今後の会合で想定している50ベーシスポイント(bp)の利下げペースを変えるには、評価の大幅な変更が必要だと指摘した。
次回の会合は今月19─20日に開催される。