[ロンドン 28日 ロイター] - 28日公表された国際金融センター指数(GFCI)によると、世界の国際金融都市を調査してまとめられた評価ランキングで、ニューヨークが首位の座を維持した。
調査対象は121都市で、147項目に基づいて得点化されている。2018年にロンドンを抜いて首位になったニューヨークは、今回も763ポイントを獲得した。
ロンドンが744ポイントでこれに続く2位。ソフトバンクグループ傘下の英半導体設計大手アームが上場先にロンドンでなくニューヨークを選び、英国の欧州連合(EU)離脱後にロンドンの金融都市としての競争力が弱まったのではないかと懸念していた向きは、ひとまず胸をなでおろす結果だった。
ただシンガポールが2ポイント差の742ポイントの3位、香港が741ポイントの4位と、いずれもロンドンの地位をうかがう勢いがある。
フィンテック分野のランキングでもニューヨークが首位で、2位はサンフランシスコに代わってロンドンが入った。