Martin Coulter
[ロンドン 4日 ロイター] - 11月に開催される世界的な人工知能(AI)首脳会議(サミット)の主催者の1人によると、招待客は100人の政治家、ビジネスリーダー、学者に限定され、多数の有力なスタートアップ企業が除外される。
サミットは11月1─2日、第2次世界大戦中にドイツ軍の暗号システム「エニグマ」を解読する拠点だったロンドン北部にある「ブレッチリー・パーク」で開催される。
招待客のリストはまだ公表されていないが、ハリス米副大統領のほか、グーグル親会社アルファベットなどの大手IT企業の上級幹部らが出席するとみられる。
ただ、イベントの極めて閉鎖的な性質から、英国で良く知られているAI企業のファカルティやグラフコアなどの出席はなさそうだ。
主催者の1人であるマット・クリフォード氏はX(旧ツイッター)への投稿で、この種のサミットを計画すれば何らかの二律背反に直面すると指摘。今回に関しては出席者全員が積極的に参加し、実質的な成果を上げることを目標として、非常に小規模で焦点を絞ったサミットの開催を選択したと説明した。
自身も新興インキュベーター、アントレプレナー・ファーストの共同設立者である同氏によると、最も力強いAIモデルを構築する企業のみが出席する見通しだという。
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