[リマ 8日 ロイター] - ペルー中央銀行のチーフエコノミスト、アドリアン・アルマス氏は8日、4四半期連続のマイナス成長にある同国経済が第1・四半期にプラス成長に転じるとの見通しを示した。
中銀は7日の会合で、政策金利を6.25%に据え置いた。2月のインフレが加速したため25ベーシスポイント(bp)の利下げが予想されていた。
アルマス氏は、インフレは鈍化傾向が続いており、3月か4月に中銀目標の1─3%の範囲に収まる可能性があると述べた。
2月のインフレ率は前年同月比3.29%で、前月の3.02%から伸びが加速した。
アルマス氏は昨年、経済は大規模デモの余波継続と極端な気象による影響で打撃を受けたが、回復しつつあると述べていた。
金利据え置きについては、利下げは今後の緩和サイクル継続を示唆するわけではないと繰り返した上で、中銀はインフレに対して「慎重な」姿勢を維持していると述べた。