40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

昨年以上の賃上げモメンタム、日銀は遠くない将来に正常化=経団連会長

発行済 2024-03-11 16:16
更新済 2024-03-11 17:28
© Reuters.  3月11日 経団連の十倉雅和会長(写真)は11日の定例会見で、今年の春季労使交渉(春闘)について「昨年以上の賃上げのモメンタムを感じる」と述べ、「日銀がそう遠くない将来

Kentaro Sugiyama

[東京 11日 ロイター] - 経団連の十倉雅和会長は11日の定例会見で、今年の春季労使交渉(春闘)について「昨年以上の賃上げのモメンタムを感じる」と述べ、「日銀がそう遠くない将来に金融正常化にかじを切る可能性が高い」との見方を示した。その上で、各企業が金融正常化に向けて準備を進めているとの認識を示した。

十倉会長は、「賃金と物価の好循環」がスタートすることと、モデレートな物価上昇になることの2点を日銀は重視していると指摘。物価上昇については2%程度が実現できる見込みが高まってきている、賃上げの水準については「昨年以上になると期待している」と語った。

今週は13日に春闘の集中回答日を迎え、15日に連合が1次集計結果を発表する。市場では、これらの結果が良好だった場合、日銀が3月会合でマイナス金利政策の解除に動くとの観測が浮上している。十倉会長はそう遠くない将来の金融正常化を予想したものの、3月かどうかは「分からない」と語った。

市場で日銀の金融正常化に対する織り込みが進んだことも一因となり、このところドル/円は円高方向に触れ、11日の東京株式市場では日経平均株価は大幅に下落した。十倉会長は、30年続いたデフレマインドが移行する局面を迎える中で「若干のギクシャクはある」としつつ、中長期的にみて金融緩和というカンフル剤を打ち続けていくのは日本経済にとって健全ではないとの認識を示した。

連合が7日公表した24年春闘の要求集計(4日時点)によると、「平均賃金方式」で賃金引き上げを要求した傘下の3102組合の賃上げ率は加重平均で5.85%と、前年の要求集計の4.49%を上回った。1994年春闘の最終回答集計(5.40%)以来、30年ぶりに5%を上回った。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます