[ベルリン 4日 ロイター] - ドイツのピストリウス国防相は4日、ロシアのウクライナ侵攻を受けて開始された連邦軍の再編をさらに推し進め、新たな中央司令部やサイバー空間専門の支部を含む軍の再編成を発表した。
同相は記者会見で「北大西洋条約機構(NATO)に加盟するドイツを攻撃しようという考えを誰にも抱かせるべきではない。われわれはこのことを信頼に足る真実として伝えなければならない」と発言。
2025年予算で連邦軍には65億ユーロ(70億6000万ドル)の追加予算が必要になると述べた。
再編成後は、これまで国内と国外に分かれていた2つの司令部を中央司令部に統合し、NATOとの連絡窓口を一本化する。一方、サイバー空間支部は偽情報の流布などのハイブリッドな脅威に焦点を当てる。
ピストリウス氏は、ウクライナ戦争を受けて議論されている、ドイツにおける徴兵制再導入の可能性については何も発表しなかった。