40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

物価の基調的な上昇率、徐々に今後高まっていく=植田日銀総裁

発行済 2024-04-05 12:13
更新済 2024-04-05 12:18
© Reuters.  4月5日、日銀の植田和男総裁(写真)は午前の衆院財務金融委員会で、今年の春季労使交渉(春闘)の現時点での結果を踏まえると「消費者物価の基調的な上昇率は徐々に今後高まって

Takahiko Wada

[東京 5日 ロイター] - 日銀の植田和男総裁は5日午前の衆院財務金融委員会で、今年の春季労使交渉(春闘)の現時点での結果を踏まえると「消費者物価の基調的な上昇率は徐々に今後高まっていく」と述べた。藤巻健太議員(維教)の質問に答えた。

植田総裁は物価見通しをみる上で、春闘を踏まえた基調的な物価上昇率の高まりを含め3つの重要ポイントを挙げた。残る2つは、輸入物価上昇が国内価格に転嫁されていく動きは減衰していくことと、政府によるエネルギー補助金関係の経済対策が徐々に終了するのに伴いエネルギーを含む物価にある程度の影響が出るという点。植田総裁はその上で、4月の展望リポートに向けて見通しを再度確認しているところだと話した。

植田総裁は5日付の朝日新聞のインタビューで、春闘の結果が夏にかけて賃金に反映されて行き「夏から秋にかけて物価にも反映され、その力が少しずつインフレ率を押し上げていく」とした上で、物価2%目標の持続的・安定的な達成の可能性が「どんどん高まる」と述べた。

また、財務金融委員会で植田総裁は、昨年4月の就任以降、首相官邸に4回行ったと説明した。日銀の金融政策が政府の経済政策の基本方針と整合的なものとなるよう「さまざまな機会を通じて意思疎通を図っている」とする一方、政府との意思疎通が「無用な思惑を市場に呼び起さないように配慮したい」と話した。

(和田崇彦 編集:田中志保)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます