[シドニー 9日 ロイター] - ウエストパック銀行とメルボルン研究所が9日発表した4月のオーストラリア消費者信頼感指数は、景気先行き懸念が高まり、前月から2.4%低下して82.4だった。
指数は中立を示す100を引き続き下回っており、悲観的な回答が楽観派よりも依然として多い。
ウエストパックのシニアエコノミスト、マシュー・ハッサン氏は、「ここ2年近く消費者心理を支配してきた悲観論はいまだ収束の兆しをほとんど見せていない」と指摘した。
1年前と比べた家計の状況を示す指数は0.5%上昇。今後1年間の家計見通しは1.8%上昇した。
一方、今後1年間の景気見通しは2.7%低下、今後5年間の見通しも4.4%低下した。