[ロンドン 22日 ロイター] - 世界のヘッジファンドの4月19日までの週のグロス・レバレッジが前の週から2.6%ポイント上昇し270%と、5年ぶりの高水準に達した。欧米株の急落を受けて押し目買い姿勢を強めたという。ロイターが22日、ゴールドマン・サックスが発表した19日付のリポートを入手した。
ヘッジファンド全体のネット・レバレッジは0.5%ポイント上昇の73%となった。
レバレッジを上昇させたのは、アルゴリズムを使用せずに投資対象となる個別株を選別するヘッジファンドだったという。システマティックなアプローチを取るヘッジファンドのレバレッジの数値は示されていない。
またゴールドマンによると、ヘッジファンドの株式投資は3週連続の売り越し後に先週17─18日に方向転換し、主に欧米株を中心に世界的な株式を押し目買いしたという。