6/14時点の短期投機家、投資家のポジションで円買い持ち高は前週から増加した。
リスク警戒感が高まり、2008年来の高水準近辺で推移。
今週は後半に予定されている欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票の結果を睨んだ展開となる。
投票は23日現地時間午前7時(日本時間午後4時)から午後10時(日本時間24日朝6時)まで行われる。
最初の結果は夜中(日本時間24日午前9時)、最終結果は24日の午前7時(日本時間24日午後4時)ごろに判明する模様。
大衆紙が離脱を支持したことをきっかけに、今週公表された世論調査では離脱支持が残留支持を上回る傾向が目立った。
今週金融政策決定会合を開催した連邦公開市場委員会(FOMC)、英国中央銀行をはじめ、各国中銀は政策を据え置き、警戒態勢を強めた。
英国中銀は欧州連合(EU)離脱の是非を問う英国民投票の結果は世界金融市場にとって、当面の最大のリスクになる」とし、国民投票で欧州連合(EU)離脱が選択された場合、インフレや国内総生産(GDP)に影響するだけでなく、ポンドの一段の下落につながる可能性を指摘。
さらに、金融市場の混乱を通じて世界経済にも悪影響を与えるリスクを警告した。
一方、残留派の野党・労働党の女性議員ジョー・コックス氏が銃で撃たれ死亡した事件を受けて、形勢が逆転するのではとの見方も浮上。
さらに、欧米における賭け屋ブックメーカー (bookmaker)では残留確率が依然60%以上となっている。
また、週末付けの英The times紙は英国のEU残留を支持した記事を掲載したことから、離脱への恐怖感は若干和らいだ。
英国がEU離脱を選択した場合、 1)ポンドは下落。
対ドルでは1.30ドルまたはそれ以下に急落、 2)キャメロン首相が辞任、 3)増税、緊縮策強化、 4)主要中銀の協調介入【異例な】事態と判断、 が警戒される。
G20では介入に否定的な見方だが、英国EU離脱という異例な事態に陥った場合、主要中央銀行の協調介入の可能性が指摘されている。
一方、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)以降、米利上げペースに関する見方が変わった。
この会合で、メンバーは成長や金利の見通しを引き下げた。
中間値では依然、本年2回の利上げを予想している。
しかし、1回の利上げ予想が前回3月予想の1名から6名に大幅に増えた。
また、米セントルイス連銀のブラード総裁が新たなモデルによると「現状では、2018年までに必要な利上げは1回」との見通しを示した。
中立派でFOMC全体の見解を代表し、一部ではタカ派との見方もあったブラード総裁が超ハト派に転じたことに注目が集まっている。
イエレンFRB議長が一段と経済や利上げに慎重な姿勢を示すとドル売りに拍車をかける可能性がある。
■今週の主なイベント ●英国 23日:欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票 ●米国 20日:カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁講演 21日:イエレンFRB議長が上院で半年に一度の証言、金融政策に関して 22日:イエレンFRB議長が下院で証言、パウェルFRB理事が講演 23日:カプラン 米ダラス連銀講演 ●ユーロ圏 20日ドラギECB総裁が欧州議会で証言 ●日本 20日:黒田日銀総裁が講演 ●地政学的リスク ウクライナ紛争 ガザ紛争 イラク、イスラム過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」 シリア イエメン 【IMM】 ネット・円買い持ち:+55,690(6/14)←円買い持ち:+42,853(6/7)(直近ネット円買い持ち最高水準:08年3/25+65,920、04年2/6+64499)(過去最高ネット円売り持ち高:07年6/26-188,077) *ユーロ ネット・ユーロ売り持ち:- 56,489(6/14)←ユーロ売り持ち:- 67,112(6/7)(07年5/15:+119,538過去最高買い持ち高、10年2/9-57,152過去最高の売り持ち高) *ポンド ネット・ポンド売り持ち:- 36,661(6/14)←ポンド売り持ち:- 66,299(6/7)(07年7/22:直近ネット買い持ち高最高水準+98,366) *スイスフラン ネット・スイスフラン買い持ち:+ 7,130(6/14)←スイスフラン売り持 ち:-9,645(6/7)(過去最高スイスフランネット売り持ち高:07年6/19:-79,331) *加ドル ネット・加ドル買い持ち:+18,440(6/14)←加ドル買い持ち:+21,537(6/7)(直近ネット買い持ち高最高水準:07年10/12+83001) *豪ドル ネット・豪ドル買い持ち: ‐6778(6/14)←豪ドル売り持ち:−15808(6/7)
リスク警戒感が高まり、2008年来の高水準近辺で推移。
今週は後半に予定されている欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票の結果を睨んだ展開となる。
投票は23日現地時間午前7時(日本時間午後4時)から午後10時(日本時間24日朝6時)まで行われる。
最初の結果は夜中(日本時間24日午前9時)、最終結果は24日の午前7時(日本時間24日午後4時)ごろに判明する模様。
大衆紙が離脱を支持したことをきっかけに、今週公表された世論調査では離脱支持が残留支持を上回る傾向が目立った。
今週金融政策決定会合を開催した連邦公開市場委員会(FOMC)、英国中央銀行をはじめ、各国中銀は政策を据え置き、警戒態勢を強めた。
英国中銀は欧州連合(EU)離脱の是非を問う英国民投票の結果は世界金融市場にとって、当面の最大のリスクになる」とし、国民投票で欧州連合(EU)離脱が選択された場合、インフレや国内総生産(GDP)に影響するだけでなく、ポンドの一段の下落につながる可能性を指摘。
さらに、金融市場の混乱を通じて世界経済にも悪影響を与えるリスクを警告した。
一方、残留派の野党・労働党の女性議員ジョー・コックス氏が銃で撃たれ死亡した事件を受けて、形勢が逆転するのではとの見方も浮上。
さらに、欧米における賭け屋ブックメーカー (bookmaker)では残留確率が依然60%以上となっている。
また、週末付けの英The times紙は英国のEU残留を支持した記事を掲載したことから、離脱への恐怖感は若干和らいだ。
英国がEU離脱を選択した場合、 1)ポンドは下落。
対ドルでは1.30ドルまたはそれ以下に急落、 2)キャメロン首相が辞任、 3)増税、緊縮策強化、 4)主要中銀の協調介入【異例な】事態と判断、 が警戒される。
G20では介入に否定的な見方だが、英国EU離脱という異例な事態に陥った場合、主要中央銀行の協調介入の可能性が指摘されている。
一方、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)以降、米利上げペースに関する見方が変わった。
この会合で、メンバーは成長や金利の見通しを引き下げた。
中間値では依然、本年2回の利上げを予想している。
しかし、1回の利上げ予想が前回3月予想の1名から6名に大幅に増えた。
また、米セントルイス連銀のブラード総裁が新たなモデルによると「現状では、2018年までに必要な利上げは1回」との見通しを示した。
中立派でFOMC全体の見解を代表し、一部ではタカ派との見方もあったブラード総裁が超ハト派に転じたことに注目が集まっている。
イエレンFRB議長が一段と経済や利上げに慎重な姿勢を示すとドル売りに拍車をかける可能性がある。
■今週の主なイベント ●英国 23日:欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票 ●米国 20日:カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁講演 21日:イエレンFRB議長が上院で半年に一度の証言、金融政策に関して 22日:イエレンFRB議長が下院で証言、パウェルFRB理事が講演 23日:カプラン 米ダラス連銀講演 ●ユーロ圏 20日ドラギECB総裁が欧州議会で証言 ●日本 20日:黒田日銀総裁が講演 ●地政学的リスク ウクライナ紛争 ガザ紛争 イラク、イスラム過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」 シリア イエメン 【IMM】 ネット・円買い持ち:+55,690(6/14)←円買い持ち:+42,853(6/7)(直近ネット円買い持ち最高水準:08年3/25+65,920、04年2/6+64499)(過去最高ネット円売り持ち高:07年6/26-188,077) *ユーロ ネット・ユーロ売り持ち:- 56,489(6/14)←ユーロ売り持ち:- 67,112(6/7)(07年5/15:+119,538過去最高買い持ち高、10年2/9-57,152過去最高の売り持ち高) *ポンド ネット・ポンド売り持ち:- 36,661(6/14)←ポンド売り持ち:- 66,299(6/7)(07年7/22:直近ネット買い持ち高最高水準+98,366) *スイスフラン ネット・スイスフラン買い持ち:+ 7,130(6/14)←スイスフラン売り持 ち:-9,645(6/7)(過去最高スイスフランネット売り持ち高:07年6/19:-79,331) *加ドル ネット・加ドル買い持ち:+18,440(6/14)←加ドル買い持ち:+21,537(6/7)(直近ネット買い持ち高最高水準:07年10/12+83001) *豪ドル ネット・豪ドル買い持ち: ‐6778(6/14)←豪ドル売り持ち:−15808(6/7)