ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』9月12日放送において、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン {{|0:}}を取り上げている。
主な内容は以下の通り。
(話し手:フィスコリサーチレポーター 三井 智映子)
Q、どういった会社でしょうか。
アーキテクツ・スタジオ・ジャパン {{|0:}} は、2007年に建築家ネットワーク事業の運営を目的として大阪市に設立された会社です。
これまで日本では、建築家が設計する注文住宅はボリュームゾーンの価格帯を希望する施主にとっては高嶺の花でした。
そんな中、アーキテクツ・スタジオ・ジャパンは施主と建築家を独自のネットワークで結びつけることによって、適正価格で建築家との家づくりを可能とするプラットホームを構築しました。
会員登録は無料で、好みの建築家からプランの提案を期間・回数の制限なく受けられるというメリットがあります。
一方登録建築家は、加盟建設会社が開催するイベント会場で多くの見込み客と巡り合う機会が得られるのでWinWinです。
現在、日本最大の建築家ネットワークを運営しており、2016年3月時点の登録建築家数は全国の建築家の半数を超える 2,713 名に達しました。
また、施主と建築家、建設会社が打ち合わせをするスタジオは、全国で195ヶ所となっています。
Q、足元の業績はいかがでしょう。
8月10日に発表された2017年3月期第1四半期(2016年4-6月)決算では、売上高が前年同期比0.1%増の3億2200万円、営業損失が5800万円、経常損失が5800万円、四半期純損失が5800万円となっています。
ASJアカデミー会員の獲得については、獲得チャネルの多様化・獲得コストの低減を推進し、安定的な会員獲得に取り組んでおり、会員数は増加の一途をたどっています。
重要業績評価指標は概ね計画に沿って推移したものの、新規スタジオ加盟件数やWEB媒体で獲得した会員のプランニングコース移行率、設計契約成約歩留りなどに課題が残った形です。
利益面については、千代田区丸の内に開設したASJ TOKYO CELLに伴う人件費及び地代家賃の増加などが影響しています。
またアベノミクス後の建築資材費の高騰と公共事業の増加により加盟建設会社が、注文住宅事業を後順位としたことなどが影響したようです。
Q、今後の事業戦略についても教えてください。
アーキテクツ・スタジオ・ジャパンが直面する課題は、ボリュームゾーンの顧客へのコスト対応と工事請負契約までのリードタイムの短縮です。
対策として、コストクラッシュを回避するための最新積算システム「COSNAVI」の利活用、調達コストの低減を図る本部一括仕入れ、工事請負契約までのリードタイムを短縮する「ASJ CONCEPT HOUSE」、2名の建築家からの同時提案により成約率をアップさせる「プランニングコース DUAL」を推進するとしています。
「ASJ CELL」は、発祥地の大阪に始まり、2014 年に横浜、2016 年が東京と開設が続いていますが、自社のCELL を活用することで、経営戦略を実行するための自由度が増しています。
この4月にオープンした「ASJ TOKYO CELL」が軌道に乗り、「ASJ CELL」の発信力やブランド力を高めると同時に、営業や運営の模範となるオペレーションを確立し、それを全国のスタジオに波及させることで、 事業全体の活性化につなげたいところ。
「ASJ CELL」を核に、事業全体の活性化が図れれば、他の主要都市に「ASJ CELL」 を展開することになるでしょう。
2017 年3月期業績は増収、黒字転換を予想しています。
ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送
主な内容は以下の通り。
(話し手:フィスコリサーチレポーター 三井 智映子)
Q、どういった会社でしょうか。
アーキテクツ・スタジオ・ジャパン {{|0:}} は、2007年に建築家ネットワーク事業の運営を目的として大阪市に設立された会社です。
これまで日本では、建築家が設計する注文住宅はボリュームゾーンの価格帯を希望する施主にとっては高嶺の花でした。
そんな中、アーキテクツ・スタジオ・ジャパンは施主と建築家を独自のネットワークで結びつけることによって、適正価格で建築家との家づくりを可能とするプラットホームを構築しました。
会員登録は無料で、好みの建築家からプランの提案を期間・回数の制限なく受けられるというメリットがあります。
一方登録建築家は、加盟建設会社が開催するイベント会場で多くの見込み客と巡り合う機会が得られるのでWinWinです。
現在、日本最大の建築家ネットワークを運営しており、2016年3月時点の登録建築家数は全国の建築家の半数を超える 2,713 名に達しました。
また、施主と建築家、建設会社が打ち合わせをするスタジオは、全国で195ヶ所となっています。
Q、足元の業績はいかがでしょう。
8月10日に発表された2017年3月期第1四半期(2016年4-6月)決算では、売上高が前年同期比0.1%増の3億2200万円、営業損失が5800万円、経常損失が5800万円、四半期純損失が5800万円となっています。
ASJアカデミー会員の獲得については、獲得チャネルの多様化・獲得コストの低減を推進し、安定的な会員獲得に取り組んでおり、会員数は増加の一途をたどっています。
重要業績評価指標は概ね計画に沿って推移したものの、新規スタジオ加盟件数やWEB媒体で獲得した会員のプランニングコース移行率、設計契約成約歩留りなどに課題が残った形です。
利益面については、千代田区丸の内に開設したASJ TOKYO CELLに伴う人件費及び地代家賃の増加などが影響しています。
またアベノミクス後の建築資材費の高騰と公共事業の増加により加盟建設会社が、注文住宅事業を後順位としたことなどが影響したようです。
Q、今後の事業戦略についても教えてください。
アーキテクツ・スタジオ・ジャパンが直面する課題は、ボリュームゾーンの顧客へのコスト対応と工事請負契約までのリードタイムの短縮です。
対策として、コストクラッシュを回避するための最新積算システム「COSNAVI」の利活用、調達コストの低減を図る本部一括仕入れ、工事請負契約までのリードタイムを短縮する「ASJ CONCEPT HOUSE」、2名の建築家からの同時提案により成約率をアップさせる「プランニングコース DUAL」を推進するとしています。
「ASJ CELL」は、発祥地の大阪に始まり、2014 年に横浜、2016 年が東京と開設が続いていますが、自社のCELL を活用することで、経営戦略を実行するための自由度が増しています。
この4月にオープンした「ASJ TOKYO CELL」が軌道に乗り、「ASJ CELL」の発信力やブランド力を高めると同時に、営業や運営の模範となるオペレーションを確立し、それを全国のスタジオに波及させることで、 事業全体の活性化につなげたいところ。
「ASJ CELL」を核に、事業全体の活性化が図れれば、他の主要都市に「ASJ CELL」 を展開することになるでしょう。
2017 年3月期業績は増収、黒字転換を予想しています。
ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送