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後場に注目すべき3つのポイント~トランプ会見控えてショート筋の買い戻しも

発行済 2017-01-11 12:32
更新済 2017-01-11 12:33
後場に注目すべき3つのポイント~トランプ会見控えてショート筋の買い戻しも
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11日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。


・トランプ会見控えてショート筋の買い戻しも
・ドル・円は116円付近、ドル・円は小じっかり、日本株の上昇基調受け
・パナソニック、ヤマトHDなど13社の目標株価変更



■トランプ会見控えてショート筋の買い戻しも

日経平均は反発。
69.42円高の19370.86円(出来高概算10億株)で前場の取引を終えた。
10日の米国市場はまちまちの展開。
自動車やハイテクの一角が買われる半面、原油相場の下落が嫌気されたほか、トランプ次期米大統領の会見を見極めたいとのムードも強かった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円高の19325円だった。



米国の流れを受けて、自動車やハイテク株の一角がリバウンドをみせているほか、トランプ次期米大統領の会見を控えるなか、足元で調整が続いていた金融株にも買い戻しとみられる動きがみられている。
また、鉄鋼や非鉄金属など素材株が堅調。
日経平均は5日線に上値を抑えられる格好ではあるが、一時19400円を回復する場面もみられた。



任天堂 (T:7974)、ソフトバンクG (T:9984)、ソニー (T:6758)、トヨタ自 (T:7203)、三井住友 (T:8316)など主力株主導の相場展開となっている。
トランプ次期米大統領の会見を見極めたいものの、足元で調整が続いていたこともあり、ショート筋の買い戻しも入っているとみられる。



また、SiC繊維の航空機への採用報道を受けて、宇部興産 (T:4208)、日本カーボン (T:5302)など材料株への物色も活発である。
一方で、決算発表シーズンとなるなか、決算を受けて利益確定の流れに向かっている銘柄も少なくない。
決算を見極めたいとするムードにも向かいやすく、短期的な値幅取りが中心になりやすい。



(株式部長・アナリスト 村瀬智一)



■ドル・円は116円02銭、ドル・円は小じっかり、日本株の上昇基調受け


11日午前の東京外為市場では、ドル・円は小じっかり。
日本株の上昇基調を受け、116円前半に値を切り上げた。


ドル・円は、前日海外市場ではトランプ米次期大統領の当選後初となる記者会見を控え調整ムードが強まり、ドル売り基調が続いた。
ただ、東京市場では朝方115円台でもみあった後、日経平均株価の上昇を受けドル買い・円売りの展開となった。


今晩のトランプ氏の記者会見を前に積極的には動きづらいなか、ドル・円は一時116円25
銭まで上昇。
ランチタイムの日経平均先物はプラス圏で推移しており、目先の株高継続を見込んだドル買いが観測される。


ここまでのドル・円の取引レンジは115円67銭から116円25銭、ユーロ・円は122円15銭から122円63銭、ユーロ・ドルは1.0540ドルから1.0566ドルで推移した。


12時25分時点のドル・円は116円02銭、ユーロ・円は122円34銭、ポンド・円は141円25銭、豪ドル・円は85円57銭で推移している。


(為替・債券アナリスト 吉池威)



■後場のチェック銘柄


・パナソニック (T:6752)、ヤマトHD (T:9064)など13社の目標株価変更

・日カーボン (T:5302)、エムビーエス {{|0:}}、など5社がストップ高

※一時ストップ高(気配値)を含みます

世界銀行「トランプ次期政権が関税を導入した場合、報復を呼ぶ可能性」


☆後場の注目スケジュール☆



・特になし




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