7日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・為替の反転など支援材料が欲しいところ
・ドル円は111円83銭、戻り鈍い、日本株安で売り継続
・OLC、信越化学、ディスコなど19社の目標株価変更
■為替の反転など支援材料が欲しいところ
日経平均は下落。
85.23円安の18891.48円(出来高概算8億1000万株)で前場の取引を終えた。
6日の欧米市場では、仏大統領選に向けた集会で、有力候補であるルペン氏が欧州連合(EU)離脱を公約に掲げたことから欧州株が全面安となり、米国市場も売りが波及した。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比95円安の18855円。
円相場は1ドル111円台に突入するなか、インデックスに絡んだ売りから幅広い銘柄に売りが先行する展開となった。
また、昨夕決算を発表したトヨタ自 (T:7203)は、米国預託証券(ADR)で2.5%程度下げていることも、センチメントを悪化させた。
これにより日経平均は前場半ばには、一時18805.32円まで下げ幅を広げる場面をみせている。
ただ、下げが強まる流れにもならず、その後はやや下げ幅を縮めている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1300を超えており、全体の6割を占めている。
セクターでは、鉱業、輸送用機器、その他製品、石油石炭、食料品、繊維、保険が軟調。
半面、空運、不動産、水産農林、電力ガス、倉庫運輸、卸売が小じっかり。
日経平均は狭いレンジでのこう着が続いている。
もち合いレンジの下限レベルでの推移のなか、一目均衡表では雲の中での推移となり、強弱感が対立しやすいところ。
午後は日銀のETF買い入れが期待されそうだが、戻り待ちの売り圧力はそれ以上であろう。
過度な期待は禁物とみられる。
円相場は1ドル111円85銭辺りで推移しており、これが112円台を回復してくるようだと、若干は自律反発期待につながる。
支援材料が限られるなかでは、模様眺めムードが強まろう。
そのため、物色としては決算を手掛かりとした個別対応のほか、中小型のテーマ株などの一角に短期資金が向かいそうである。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は111円83銭、戻りが鈍い、日本株安で売り継続
7日午前の東京外為市場では、ドル・円は戻りの鈍い展開。
日本株安を手がかりに111円後半で推移した。
ドル・円は前日海外市場から売りの流れを受け継ぎ、日経平均株価の下落を手がかりに一時111円60銭まで下落。
その後は下げ渋り、111円80銭台まで値を戻した。
日経平均が100円超の下げ幅を縮小したことで、ドル売り・円買いの動きがやや弱まった。
ただ、手がかりが乏しいなか、ランチタイムの日経平均先物は引き続き軟調地合いのため、日本株反転への期待は後退。
ドル売り・円買いは継続した。
目先も日本株安が続けばドルの112円回復は見込みにくい。
ここまでのドル・円の取引レンジは111円60銭から111円88銭、ユーロ・円は119円74銭から120円23銭、ユーロ・ドルは1.0721ドルから1.0750ドルで推移した。
12時20分時点のドル・円は111円83銭、ユーロ・円は119円87銭、ポンド・円は139円44銭、豪ドル・円は85円53銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・ウイルプラスH (T:3538)、DWTI (T:4576)、オリバー {{|0:}}など4社がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・OLC (T:4661)、信越化学 (T:4063)、ディスコ (T:6146)など19社の目標株価変更
・菅官房長官
「日米で広域通商戦略提案と報道、検討している事実はない」
・ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁
「(フィンテックの規制強化)実際のところ有益だと考えている」
☆後場の注目スケジュール☆
・12:30 豪オーストラリア準備銀行(豪中央銀行)が政策金利発表
<SK>
・為替の反転など支援材料が欲しいところ
・ドル円は111円83銭、戻り鈍い、日本株安で売り継続
・OLC、信越化学、ディスコなど19社の目標株価変更
■為替の反転など支援材料が欲しいところ
日経平均は下落。
85.23円安の18891.48円(出来高概算8億1000万株)で前場の取引を終えた。
6日の欧米市場では、仏大統領選に向けた集会で、有力候補であるルペン氏が欧州連合(EU)離脱を公約に掲げたことから欧州株が全面安となり、米国市場も売りが波及した。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比95円安の18855円。
円相場は1ドル111円台に突入するなか、インデックスに絡んだ売りから幅広い銘柄に売りが先行する展開となった。
また、昨夕決算を発表したトヨタ自 (T:7203)は、米国預託証券(ADR)で2.5%程度下げていることも、センチメントを悪化させた。
これにより日経平均は前場半ばには、一時18805.32円まで下げ幅を広げる場面をみせている。
ただ、下げが強まる流れにもならず、その後はやや下げ幅を縮めている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1300を超えており、全体の6割を占めている。
セクターでは、鉱業、輸送用機器、その他製品、石油石炭、食料品、繊維、保険が軟調。
半面、空運、不動産、水産農林、電力ガス、倉庫運輸、卸売が小じっかり。
日経平均は狭いレンジでのこう着が続いている。
もち合いレンジの下限レベルでの推移のなか、一目均衡表では雲の中での推移となり、強弱感が対立しやすいところ。
午後は日銀のETF買い入れが期待されそうだが、戻り待ちの売り圧力はそれ以上であろう。
過度な期待は禁物とみられる。
円相場は1ドル111円85銭辺りで推移しており、これが112円台を回復してくるようだと、若干は自律反発期待につながる。
支援材料が限られるなかでは、模様眺めムードが強まろう。
そのため、物色としては決算を手掛かりとした個別対応のほか、中小型のテーマ株などの一角に短期資金が向かいそうである。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は111円83銭、戻りが鈍い、日本株安で売り継続
7日午前の東京外為市場では、ドル・円は戻りの鈍い展開。
日本株安を手がかりに111円後半で推移した。
ドル・円は前日海外市場から売りの流れを受け継ぎ、日経平均株価の下落を手がかりに一時111円60銭まで下落。
その後は下げ渋り、111円80銭台まで値を戻した。
日経平均が100円超の下げ幅を縮小したことで、ドル売り・円買いの動きがやや弱まった。
ただ、手がかりが乏しいなか、ランチタイムの日経平均先物は引き続き軟調地合いのため、日本株反転への期待は後退。
ドル売り・円買いは継続した。
目先も日本株安が続けばドルの112円回復は見込みにくい。
ここまでのドル・円の取引レンジは111円60銭から111円88銭、ユーロ・円は119円74銭から120円23銭、ユーロ・ドルは1.0721ドルから1.0750ドルで推移した。
12時20分時点のドル・円は111円83銭、ユーロ・円は119円87銭、ポンド・円は139円44銭、豪ドル・円は85円53銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・ウイルプラスH (T:3538)、DWTI (T:4576)、オリバー {{|0:}}など4社がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・OLC (T:4661)、信越化学 (T:4063)、ディスコ (T:6146)など19社の目標株価変更
・菅官房長官
「日米で広域通商戦略提案と報道、検討している事実はない」
・ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁
「(フィンテックの規制強化)実際のところ有益だと考えている」
☆後場の注目スケジュール☆
・12:30 豪オーストラリア準備銀行(豪中央銀行)が政策金利発表
<SK>