21日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・自律反発を意識しつつも、上値追いは慎重
・ドル円は113円65銭、じり高、日本株は伸び悩み
・JHD、ソフィアHD、日シス技術など5社がストップ高
■自律反発を意識しつつも、上値追いは慎重
日経平均は続伸。
88.55円高の19339.63円(出来高概算7億3000万株)で前場の取引を終えた。
小幅に上昇して始まり、その後は19300円を回復する場面をみせている。
20日のNY市場はプレジデンツデーの祝日で休場。
シカゴ日経225先物は時間外で横ばい推移。
円相場は1ドル113円台前半での推移のなか、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。
ただ、昨日の日経平均は25日線や一目均衡表の雲上限といった水準が支持線として意識されており、底堅さがみられていた。
売り込みづらい需給状況のなか、自律反発を狙った動きに。
セクターではパルプ紙、保険、繊維、鉱業、証券、小売、機械、輸送用機器が堅調。
一方で情報通信、水産農林が小安い。
東証1部の騰落銘柄は、過半数までは行かないものの、値上がり数が上回っている。
売買代金上位では、メガバンク3行のほか、東芝 (T:6502)、トヨタ自 (T:7203)、良品計画 (T:7453)、ソニー (T:6758)、三井物産 (T:8031)が上昇。
半面、ソフトバンクG (T:9984)、任天堂 (T:7974)、ブリヂストン (T:5108)、NTT (T:9432)が小安い。
日経平均は続伸で5日線を回復してきている。
円相場が1ドル113円台半ばとやや円安に振れて推移しているほか、東芝 (T:6502)がプラス圏で推移していることも安心感につながっている。
前日に日経平均のけん引役だったソフトバンクG (T:9984)、ブリヂストン (T:5108)は利食い優勢ながらも小幅な下げにとどまっており、こちらもセンチメントを明るくさせている。
想定内の動きではあろうが、日経平均は25日線からのリバウンドで5日線を回復し、一目均衡表では雲上限が支持線として機能する格好でのリバウンドをみせている。
遅行スパンについても実線を突破して、上方シグナルを発生させてきている。
想定内とはいえ自律反発狙いの動きに向かいやすいところであろう。
ただし、22日に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が公表されるため、この内容を受けて、より3月利上げへの思惑が強まる可能性を見極めたいところであるほか、トランプ大統領と議会がどのような政策で景気を刺激するのかが不透明なため、政策待ちとなる。
自律反発を意識しつつも、上値追いは慎重だろう。
中小型株についてもトレンドが強まりやすい半面、資金の逃げ足の速さが目立つ。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は113円65銭、じり高、日本株は伸び悩み
21日午前の東京外為市場では、ドル・円はじり高。
日本株高を手がかりにドル買い・円売りの流れとなり、113円台後半まで上昇した。
ドル・円は113円09銭で寄り付いた後、日経平均株価の上げ幅拡大を背景にドル買い・円売りが続き、一時113円66銭まで上昇した。
その後、日経平均株価が前引けにかけて伸び悩んだことで、ドル買い・円売りは一服。
113円50銭付近で横ばい推移となった。
ランチタイムの日経平均先物は上げ幅を拡大しており、目先の株価一段高を見込んだドル買いは入りやすい。
ただ、利益確定売りなどが出やすい水準のため、目先の上昇ペースは緩やかになりそうだ。
ここまでのドル・円の取引レンジは113円09銭から113円66銭、ユーロ・円は120円00銭から120円32銭、ユーロ・ドルは1.0579ドルから1.0616ドルで推移した。
12時10分時点のドル・円は113円65銭、ユーロ・円は120円24銭、ポンド・円は141円51銭、豪ドル・円は87円19銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・JHD (T:2721)、ソフィアHD (T:6942)、日シス技術 (T:4323)など5社がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・豪準備銀(2月7日開催分議事録)
「豪ドル高は経済の均衡を複雑にする可能性がある」
「豪ドルは商品価格の上昇に支えられ若干上昇した」
「金利据え置きは経済成長やインフレ目標と合致」
「中期的なインフレ見通しは引き続き安定」
・メキシコ中銀副総裁
「政策決定ではインフレ動向を重視」
・ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁
「3月利上げは排除せず」
☆後場の注目スケジュール☆
・特になし
<SK>
・自律反発を意識しつつも、上値追いは慎重
・ドル円は113円65銭、じり高、日本株は伸び悩み
・JHD、ソフィアHD、日シス技術など5社がストップ高
■自律反発を意識しつつも、上値追いは慎重
日経平均は続伸。
88.55円高の19339.63円(出来高概算7億3000万株)で前場の取引を終えた。
小幅に上昇して始まり、その後は19300円を回復する場面をみせている。
20日のNY市場はプレジデンツデーの祝日で休場。
シカゴ日経225先物は時間外で横ばい推移。
円相場は1ドル113円台前半での推移のなか、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。
ただ、昨日の日経平均は25日線や一目均衡表の雲上限といった水準が支持線として意識されており、底堅さがみられていた。
売り込みづらい需給状況のなか、自律反発を狙った動きに。
セクターではパルプ紙、保険、繊維、鉱業、証券、小売、機械、輸送用機器が堅調。
一方で情報通信、水産農林が小安い。
東証1部の騰落銘柄は、過半数までは行かないものの、値上がり数が上回っている。
売買代金上位では、メガバンク3行のほか、東芝 (T:6502)、トヨタ自 (T:7203)、良品計画 (T:7453)、ソニー (T:6758)、三井物産 (T:8031)が上昇。
半面、ソフトバンクG (T:9984)、任天堂 (T:7974)、ブリヂストン (T:5108)、NTT (T:9432)が小安い。
日経平均は続伸で5日線を回復してきている。
円相場が1ドル113円台半ばとやや円安に振れて推移しているほか、東芝 (T:6502)がプラス圏で推移していることも安心感につながっている。
前日に日経平均のけん引役だったソフトバンクG (T:9984)、ブリヂストン (T:5108)は利食い優勢ながらも小幅な下げにとどまっており、こちらもセンチメントを明るくさせている。
想定内の動きではあろうが、日経平均は25日線からのリバウンドで5日線を回復し、一目均衡表では雲上限が支持線として機能する格好でのリバウンドをみせている。
遅行スパンについても実線を突破して、上方シグナルを発生させてきている。
想定内とはいえ自律反発狙いの動きに向かいやすいところであろう。
ただし、22日に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が公表されるため、この内容を受けて、より3月利上げへの思惑が強まる可能性を見極めたいところであるほか、トランプ大統領と議会がどのような政策で景気を刺激するのかが不透明なため、政策待ちとなる。
自律反発を意識しつつも、上値追いは慎重だろう。
中小型株についてもトレンドが強まりやすい半面、資金の逃げ足の速さが目立つ。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は113円65銭、じり高、日本株は伸び悩み
21日午前の東京外為市場では、ドル・円はじり高。
日本株高を手がかりにドル買い・円売りの流れとなり、113円台後半まで上昇した。
ドル・円は113円09銭で寄り付いた後、日経平均株価の上げ幅拡大を背景にドル買い・円売りが続き、一時113円66銭まで上昇した。
その後、日経平均株価が前引けにかけて伸び悩んだことで、ドル買い・円売りは一服。
113円50銭付近で横ばい推移となった。
ランチタイムの日経平均先物は上げ幅を拡大しており、目先の株価一段高を見込んだドル買いは入りやすい。
ただ、利益確定売りなどが出やすい水準のため、目先の上昇ペースは緩やかになりそうだ。
ここまでのドル・円の取引レンジは113円09銭から113円66銭、ユーロ・円は120円00銭から120円32銭、ユーロ・ドルは1.0579ドルから1.0616ドルで推移した。
12時10分時点のドル・円は113円65銭、ユーロ・円は120円24銭、ポンド・円は141円51銭、豪ドル・円は87円19銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・JHD (T:2721)、ソフィアHD (T:6942)、日シス技術 (T:4323)など5社がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・豪準備銀(2月7日開催分議事録)
「豪ドル高は経済の均衡を複雑にする可能性がある」
「豪ドルは商品価格の上昇に支えられ若干上昇した」
「金利据え置きは経済成長やインフレ目標と合致」
「中期的なインフレ見通しは引き続き安定」
・メキシコ中銀副総裁
「政策決定ではインフレ動向を重視」
・ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁
「3月利上げは排除せず」
☆後場の注目スケジュール☆
・特になし
<SK>