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30日の米国市場では、10-12月期国内総生産(GDP)確定値や週間新規失業保険申請件数といった堅調な経済指標に加え、原油価格の上昇も好感され、NYダウは69ドル高となった。
円相場も米利上げペース加速の思惑から一時1ドル=112円台まで下落し、本日の日経平均はこうした流れを受けて107円高からスタートした。
ただ、来週からの新年度入りを前に積極的な売買は手控えられ、買い先行後はこう着感の強い展開となっている。
個別では、任天堂 (T:7974)、ソニー (T:6758)、三菱UFJ (T:8306)、ソフトバンクG (T:9984)、三井住友 (T:8316)などがしっかり。
半導体新会社について一部で高い買収額が示されたと報じられている東芝 (T:6502)は4%高。
一部証券会社の新規高評価が観測された良品計画 (T:7453)も4%近く上昇している。
また、北の達人 (T:2930)、ヘリオステクノ (T:6927)、グロバル社 (T:3271)などが東証1部上昇率上位となっている。
一方、ファナック (T:6954)、SUMCO (T:3436)、武田薬 (T:4502)などがさえない。
また、経営統合見送りを受けて森永菓 (T:2201)が5%近く下げ、森永乳 (T:2264)はストップ安水準で売買が成立して東証1部下落率トップとなっている。
(株式アナリスト 小林大純)