■中長期の成長戦略
1. 中期経営計画の経緯と概要
トラスト・テック (T:2154)は2015年8月に中期経営計画を策定・発表した。
そこでは、“自律成長とM&Aを両輪とし、「年率20%以上の成長スピードを維持」、「連結営業利益率10%の達成」を目指す”ということが『方針としての経営指標』として掲げられた。
その後2016年8月には、2015年8月発表の内容を維持しつつ、その実現に向けた成長戦略をアップデートした中期経営計画を発表した。
具体的には、「地域」と「領域」の2つの軸において、同社の「独自のポジション」を確立することで、成長・拡大を実現し、「年率20%以上の成長スピードを維持」、「連結営業利益率10%の達成」の2つを実現しようというものだ。
中期経営計画における業績計画について、同社は具体的な数値目標は示しておらず、各事業年度の予想(現時点では2017年6月期予想)のみが公式予想となっているにすぎない。
しかしながら、『方針としての経営指標』に沿って考えた場合、2018年6月期の売上高は500億円超、2019年6月期の売上高は600億円超という水準が推定される目標値として浮かび上がってくる。
営業利益率については中期的に10%という目標値達成を目指すものとなっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
1. 中期経営計画の経緯と概要
トラスト・テック (T:2154)は2015年8月に中期経営計画を策定・発表した。
そこでは、“自律成長とM&Aを両輪とし、「年率20%以上の成長スピードを維持」、「連結営業利益率10%の達成」を目指す”ということが『方針としての経営指標』として掲げられた。
その後2016年8月には、2015年8月発表の内容を維持しつつ、その実現に向けた成長戦略をアップデートした中期経営計画を発表した。
具体的には、「地域」と「領域」の2つの軸において、同社の「独自のポジション」を確立することで、成長・拡大を実現し、「年率20%以上の成長スピードを維持」、「連結営業利益率10%の達成」の2つを実現しようというものだ。
中期経営計画における業績計画について、同社は具体的な数値目標は示しておらず、各事業年度の予想(現時点では2017年6月期予想)のみが公式予想となっているにすぎない。
しかしながら、『方針としての経営指標』に沿って考えた場合、2018年6月期の売上高は500億円超、2019年6月期の売上高は600億円超という水準が推定される目標値として浮かび上がってくる。
営業利益率については中期的に10%という目標値達成を目指すものとなっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)