■NY株式:ダウ平均は53.36ドル安、利上げ観測の拡大を嫌気
NYダウ ナスダック
終値 :22359.23 終値 :6422.69
前日比:-53.36 前日比:-33.35
始値 :22414.02 始値 :6448.57
高値 :22419.51 高値 :6448.57
安値 :22356.55 安値 :6405.30
21日の米国株式相場は下落。
ダウ平均は53.36ドル安の22359.23、ナスダックは33.35ポイント安の6422.69で取引を終了した。
昨日の連邦公開市場委員会(FOMC)で年内の追加利上げの見通しが据え置かれ、利上げ観測の拡大を嫌気して売りが先行。
週間新規失業保険申請件数や8月景気先行指数は良好な内容となったが、利上げへの警戒感が強まり、相場への影響は限られた。
セクター別では、銀行や資本財が上昇する一方で家庭用品・パーソナル用品やテクノロジー・ハード・機器が下落した。
明日に新製品の発売を控える携帯端末のアップル(AAPL)は新型「Apple Watch 3」の通信不具合や、「Apple TV4K」でYouTubeを4Kで視聴できないことなどが嫌気され下落。
半導体のエヌビディア(NVDA)は、同業アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)と電気自動車のテスラ(TSLA)が自動運転車向けの半導体の開発を行なっているとの思惑から軟調推移。
医薬品のバイオジェン・アイデック(BIIB)は一部アナリストによる投資判断引き下げを受け、売られた。
一方で、食材宅配サービスのブルーエプロン(APRN)は、同業プレーテッドがスーパーマーケットのアルバートソンズ(ABS)に買収され、上昇。
モルガンスタンレーは自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)の目標株価を引き上げ、同業界のトップピック銘柄に指定した。
競合他社と比べ、同社の株主構成には政府や同族大株主などが含まれておらず、経営の自由度が高いことを一因に挙げている。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:円安継続、日本の金利先安観強まる
21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円14銭へ下落した後、112円60銭まで上昇し、112円49銭で引けた。
米国9月フィラデルフィア連銀製造業景況指数や8月景気先行指数が予想を上回ったため、日米金利差の拡大観測を受けたドル買い・円売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.1899ドルから1.1954ドルまで上昇し、1.1941ドルで引けた。
ユーロ圏9月消費者信頼感が予想外に改善したため、ユーロ買いが再燃した。
ユーロ・円は、133円74銭から134円38銭まで上昇。
ポンド・ドルは、1.3478ドルから1.3587ドルへ上昇した。
ドル・スイスは、0.9739フランから0.9685フランへ下落した。
■NY原油:小幅安で50.55ドル、利食い売りに押される展開
NY原油先物11月限は小幅安(NYMEX原油11月限終値:50.55 ↓0.14)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は前日比-0.14ドルの50.55ドルで取引を終えた。
ロシアのノバクエネルギー相が「減産延長について具体的に協議するには時期尚早」との見方を示したことから、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国による協調減産体制延長への強い期待はやや低下。
短期筋などの利食い売りに押される展開となった。
米長期金利の下げ渋りや株安も意識されたようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 25.16ドル +0.10ドル(+0.40%)
モルガン・スタンレー(MS) 48.26ドル +0.37ドル(+0.77%)
ゴールドマン・サックス(GS)231.29ドル +1.50ドル(+0.65%)
インテル(INTC) 37.20ドル +0.13ドル(+0.35%)
アップル(AAPL) 153.39ドル -2.68ドル(-1.72%)
アルファベット(GOOG) 932.45ドル +0.87ドル(+0.09%)
フェイスブック(FB) 171.11ドル -1.06ドル(-0.62%)
キャタピラー(CAT) 124.79ドル -0.06ドル(-0.05%)
アルコア(AA) 46.25ドル -1.25ドル(-2.57%)
ウォルマート(WMT) 80.01ドル -0.49ドル(-0.61%)
スプリント(S) 8.03ドル +0.00ドル(+0.00%)