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米株高や円相場の弱含みなど良好な外部環境を背景に、東京市場では買いが先行。
日経平均は朝方に一時21393.96円(同138.40円高)まで上昇し、取引時間中の年初来高値を連日で更新した。
ただ、日経平均は前日までに10日続伸しており、これまでの急ピッチの上昇による過熱警戒感から上値では利益確定の動きもあるようだ。
ここまでの東証1部の売買代金は概算で7590億円。
東証1部の値上がり銘柄数は974で全体の47.9%を占めており、値下がり銘柄数は910、変わらずは146となっている。
業種別では、非鉄金属、鉄鋼、機械が上昇率上位、一方で鉱業、水産・農林業、石油・石炭製品が下落率上位となっている。
個別では、神戸鋼 (T:5406)が売買代金トップで5%前後の上昇。
データ改ざん問題について前日にアナリスト説明会を開催しており、警戒感が和らいでいるようだ。
住友鉱 (T:5713)も5%高と上げが目立つ。
また、三菱UFJ (T:8306)、ファナック (T:6954)、SMC (T:6273)、トヨタ自 (T:7203)などがしっかり。
機械セクターでは一部証券会社の新規カバレッジ開始が観測されており、このところ軟調だった自動車セクターも円相場の下落が好感されているようだ。
任天堂 (T:7974)、三井住友 (T:8316)、みずほ (T:8411)などは小幅高。
一方、ソフトバンクG (T:9984)や日立 (T:6501)は小幅に下落している。
東証1部上昇率上位はSKジャパン (T:7608)、ショーケース (T:3909)、オルトプラス (T:3672)となり、下落率上位はネクステージ (T:3186)、ジューテック (T:3157)、メディアドゥ (T:3678)となっている。
(株式アナリスト 小林大純)