■業績見通し
2018年3月期の業績予想についてダイコク電機 (T:6430)は、期初予想を据え置き、売上高を前期比4.2%減の39,000百万円、営業利益を同24.0%増の1,300百万円、経常利益を同5.4%減の1,300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同59.1%増の800百万円と減収ながら大幅な営業増益を見込んでいる。
売上高は、情報システム事業が新製品・サービスの販売開始※等により伸長するものの、制御システム事業の大幅な縮小が減収要因となっている。
ただ、利益面では、研究開発費の減少や制御システム事業の損益改善などにより営業増益を確保する見通しであり、期初の前提条件に変更はない。
※前述した新CRユニット「VEGASIAIII」や「Fan-SIS」など。
弊社では、今回の「規則改正」の影響等を含め、パチンコ業界の先行きには一段と不透明感が漂っていることから、売上高予想の達成には慎重な見方が必要であるとみている。
一方、利益予想については、上期の進捗に加えて、同社の前提条件から判断して達成可能と評価している。
ただ、下期偏重の予想となっていることから、下期売上高が下振れた場合の影響にも注意が必要だろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
2018年3月期の業績予想についてダイコク電機 (T:6430)は、期初予想を据え置き、売上高を前期比4.2%減の39,000百万円、営業利益を同24.0%増の1,300百万円、経常利益を同5.4%減の1,300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同59.1%増の800百万円と減収ながら大幅な営業増益を見込んでいる。
売上高は、情報システム事業が新製品・サービスの販売開始※等により伸長するものの、制御システム事業の大幅な縮小が減収要因となっている。
ただ、利益面では、研究開発費の減少や制御システム事業の損益改善などにより営業増益を確保する見通しであり、期初の前提条件に変更はない。
※前述した新CRユニット「VEGASIAIII」や「Fan-SIS」など。
弊社では、今回の「規則改正」の影響等を含め、パチンコ業界の先行きには一段と不透明感が漂っていることから、売上高予想の達成には慎重な見方が必要であるとみている。
一方、利益予想については、上期の進捗に加えて、同社の前提条件から判断して達成可能と評価している。
ただ、下期偏重の予想となっていることから、下期売上高が下振れた場合の影響にも注意が必要だろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)