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システム ディ Research Memo(9):国公私立大学及び私立学園(高校)向けでデファクトの地位を確立

発行済 2018-02-15 15:19
更新済 2018-02-15 15:33
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■事業部門別動向

1. 学園ソリューション事業
学園ソリューション事業は国公立大学と私立学校法人向けに、学園運営全般に対する様々な業務支援ソフトによりトータルソリューションを提供している。
主力製品ブランドは『キャンパスプラン』で、学務系(対学生・生徒業務)と法人系(学校法人の内部管理業務)の双方で幅広くソフトウェアがラインナップされているのが特長となっている。
現在では全国の国公私立大学約1,100校中350校にシステム ディ (T:3804)の校務支援ソフトが導入されるなど、業界トップシェアとデファクトスタンダードの地位を確立している。
私立高校や専門学校等も含めた総導入実績数は2017年10月末で961校に拡大した。


学園ソリューションの成長戦略は、前述した『Value & Volume Business』戦略や、パッケージソフトのバージョンアップによる高収益化といった戦略がそのまま当てはまる。
大規模大学向けにはカスタマイズ対応による大型案件の獲得を目指す一方、中小規模法人向けのVolume Businessでも、クラウドによる『キャンパスプランfor Azure』やWebサービスの充実で顧客拡大を進める方針だ。


学園ソリューション事業の業績は成長が続いているものの、ここ数年は端境期に該当し、成長率が鈍化していたとみられる。
そうしたなか2017年10月期は日本大学から受注した大型案件が収益計上となり、売上高は大きく押し上げられた。
今後については、2020年10月期から再び高成長期に入ってくるのではないかと弊社ではみている。
理由は、4~5年周期のソフトウェア更新時期に差し掛かるためだ。
また、2020年度に予定されている大学入試制度改革への対応も同社に特需をもたらす可能性があるとみている。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

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