市場のわずかに楽観的な気分が、安全資産への需要を鈍らせドル安となった一方で、ユーロはイタリアの予算問題解決への見通しの中で高値をつけた。 ドルインデックスは午後7時4分時点で0.10%安の96.498となっている。
米連邦準備制度理事会(FRB)が来年春にかけて利上げサイクルを一時停止する可能性があるという報道により、木曜日のドルはわずかに弱かった。FRBは12月に今年4回目の利上げを行うと予想されている。
米国株式市場が週前半のひどい下落から反発した後、アジア市場はあまり動きがなく、欧州市場はやや下落して始まった。木曜日の米国市場は、感謝祭のために休場の予定だ。
世界経済の鈍化や米中貿易紛争が懸念されるなかで、市場のセンチメントは依然としてもろいままだ。 USD/JPYは0.11%安の112.94となり、円高傾向の1日だった。
ユーロ圏の財政ルールに違反しているイタリアの2019年予算について、イタリア政府と欧州連合(EU)との間で問題が解決する可能性があるとの見通しの下、EUR/USDは0.37%高の1.1426 となっている。
その他、ポンドは米ドルに対して特に高く、 GBP / USDは1.13%高の1.2922。一方 EUR / GBPは0.65%安の0.8851となっている。