週末の政情不安の報道を受け、月曜日のアジア市場では、安全資産の円が上昇した一方で、米ドルは下落した。
米行政管理予算局局長兼大統領首席補佐官代行は記者団に対し、一部の米国政府機関の閉鎖は1月まで続く可能性があると語った。
これとは別に匿名の関係者によると、市場が混乱するにつれてパウエル連邦準備制度理事会議長に「新たに激怒」したトランプ大統領が、議長の解雇について非公式に話し合ったとされる。
一方で、ムニューシン財務長官は市場を落ち着かせるために資金供給を米銀大手6行の首脳に要請し、米連邦準備制度理事会(FRB)や証券取引委員会(SEC)などが集まる「PPT」を招集することにした。
このニュースの後、 USD / JPYは午後1時6分までに0.2%下落し、午後3時時点では0.13%安の111.12円となった。米ドルインデックスは、0.19%安の96.273となった。
世界のほとんどの市場がクリスマスを迎えようとしているため、取引高は低調だった。日本の株式市場は祝日のため休場で、オーストラリアも早めに市場が閉まった。
中国人民銀行(PBoC)が対ドル基準値を金曜日の6.8825から6.9006に設定し、 USD / CNYは0.1%下落して6.9010となった。