アップルが四半期決算の下方修正を発表したことで、リスク回避姿勢が強まり、日本の円が急上昇した。 USD / JPYは、午後2時33分現在で106.88と1.82%下落した。
アップルが12月29日に終了した第1四半期の売上高予想を840億ドルに下げ、アナリストの予想である915億ドルを下回ったことを発表した後、急速な円高となった。同社は当初、890億ドルから930億ドルの売上を予想していた。
アップル(NASDAQ: AAPLの株価は時間外取引で下落し、トレーダーは流動性の高い安全資産の円へと逃げた。円はまた中国の予想より弱いPMIにより今週に円高傾向が進んでいた。
一方、ドルインデックスは0.3%安の96.132となっている。
世界的なリスク選好度の指標と見なされることが多いオーストラリアドルは、米ドルに対して0.68%安の0.6936となった。
今月後半の米中貿易交渉は、 オーストラリアドルの見通しを改善する可能性があると、一部のアナリストは述べた。
NABの通貨戦略責任者、Ray Attrill氏は「貿易交渉は、世界的なリスク資産へのセンチメントの回復と豪ドル高のための最低限の前提条件として、合理的に包括的な取引で合意する必要がある」とし、「もしそうなら、我々はオーストラリアドルが第1四半期が終わる前の0.70より上に戻ると予想している」
その他では、中国人民銀行(PBoC)が昨日は6.8482の人民元基準値を6.8631に設定したため、 USD / CNYは0.29%上昇して6.8820となった。