30日、FOMC声明を控え、米ドルは下落している。
FRBはFF金利誘導目標レンジ2.25%から2.5%のレンジに据え置くことが予想されている。2コンファレンスボードは29日、1月の米消費者信頼感指数が前月の126.6から120.2へ減少し、18か月ぶりの低水準となることを発表した。これは、エコノミストの予想である124.7を下回っていた。
日本時間13時9分時点で、米ドルインデックスは0.1%安の95.450となった。
また、中国の劉鶴副首相とトランプ大統領を含む米代表団の間での貿易協議が本日よりワシントンで始まり、米ドル/人民元は0.2%安の6.7139となった。
30日、中国人民銀行(PBOC)は対ドル基準値を、昨日の6.7356に対して6.7343に設定した。
好調な豪消費者物価指数(CPI)を背景に、豪ドル/米ドルは0.6%高の0.7195となった。
オーストラリア準備銀行(RBA)は5日に会合を開く予定である。RBAは過去26回の会合で1.5%という記録的な低金利を維持してきた。昨日、RBAのイアン・ハーパー氏は今後の政策金利は「利上げされる可能性が高い」と述べた。
他方、ポンド/米ドルは0.2%高の1.3092となった。英議会ではブレグジットの期限延長を求める動議が否決された。
2月26日までに下院がブレグジット協定案を承認しなかった場合に、リスボン条約50条の延期を求めるイヴェット・クーパー英労働党議員による修正案は棄却された。3月29日の期限を延長することが出来なければ、合意なき離脱となる可能性がある。