スクリーンHD (T:7735):4550円(-620円)前日比変わらずを挟んで大幅続落。
前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は37億円で前年同期比46.2%減益、市場コンセンサスは80億円程度下回った。
通期予想は従来の435億円から290億円に、増益予想から一転して2ケタ減益見通しに修正。
半導体製造装置事業が大きく下方修正されている。
下振れは想定線であったとはいえ、修正幅は予想を上回る大きなものに。
キューブシステ (T:2335):744円( - )ストップ高買い気配。
前日に発表した第3四半期決算内容、並びに自社株買いの実施が好感されている。
累計営業利益は6億円で前年同期比36.6%増益、上半期の同17.3%増から増益率は一段と拡大している。
製造業やサービス業からの受注拡大が好業績の背景に。
また、発行済み株式数の2.80%に当たる40万株、3億円を上限とする自社株買いも発表、取得期間は2月6日から3月29日としている。
デサント (T:8114):2271円( - )ストップ高買い気配。
筆頭株主である伊藤忠商事 (T:8001)がTOBを実施すると発表、TOB価格2800円にサヤ寄せを目指す動きとなっている。
買付予定数は上限721万株としており、TOB成立後の伊藤忠の保有比率は40.0%となる。
買付期間は1月31日から3月14日までを予定。
TOB成立でも上場は維持されることになり、伊藤忠主導での今後の業容拡大期待なども反映される形に。
NEC (T:6701):3655円(+245円)大幅反発で年初来高値。
前日に第3四半期決算を発表している。
10-12月期営業利益は29億円で前年同期比大幅減益の形だが、構造改革費用250億円を計上しているため、実質的には市場予想を上回る大幅増益となっている。
パブリック部門やエンタープライズの堅調推移が背景。
第3四半期累計では従来計画を190億円上回っているようだ。
通期計画の上振れ期待に加えて、構造改革費用一巡による来期の大幅増益期待などが高まる格好に。
ヒロセ通商 (T:7185):1958円(+32円)大幅に反発。
19年3月期第3四半期累計(18年4-12月)の営業利益を前年同期比43.7%増の24.84億円と発表している。
通期予想は、外国為替相場の変動率やマーケット環境に業績が大きく影響を受けるとして開示していない。
少人数制セミナーの開催地域拡大や内容見直し、経済ニュースなどの情報配信などを充実させた結果、顧客口座数や顧客預り証拠金が順調に増加し、利益拡大に寄与した。
IXナレッジ (T:9753):836円(+66円)大幅に反発。
19年3月期第3四半期累計(18年4-12月)の営業利益を前年同期比60.8%増の7.36億円と発表している。
大手通信事業者向けのシステム検証案件や大手飲料事業者向けシステム再構築案件、大手重工業メーカー向け開発案件などが順調に推移した。
通期予想は前期比7.7%増の7.00億円で据え置いたが、第3四半期時点で既に上回っていることから上方修正への期待が広がっている。
TDK (T:6762):8470円(+540円)大幅続伸。
前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は328億円で前年同期比1.0%増益、上半期の同40.6%増から増益率は鈍化、市場予想も10億円ほど下回ったが、足元の外部環境悪化から想定の範囲内と捉えられている。
通期予想は1200億円から1100億円に下方修正も、修正幅は限定的にとどまったとの見方に。
粗利益率は四半期ベースで過去最高を更新するなど収益性の高まりも確認され、当面の悪材料出尽くしと受け止められている。
イード (T:6038):858円(+3円)5日続伸。
バイクやクルマ好きの女性のためのメディア「Lady Go Moto!」(レディゴーモト)をオープンしたと発表している。
バイクやクルマに加え、ファッションや人、モノ、コトなどを女性の視点で取り上げる。
新たな読者層の開拓が将来の利益拡大につながるとの見方から買いが入っている。
また、株価が200日移動平均線に向けて上昇基調を強めていることも買い要因になっているようだ。
アンリツ (T:6754):1901円(+272円)大幅反発。
前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は77.2億円で前年同期比2.9倍、10-12月期も42.3億円で同2.0倍と、収益の急拡大基調が続いた。
通期予想は従来の70億円から110億円にまで上方修正、80億円程度の市場コンセンサスも大きく上回っている。
半導体メーカーによる5G開発需要が想定以上に増加、スマホメーカーの開発需要も立ち上がってきているもよう。
5G関連の中心銘柄としてあらためて今後の期待も高まる形に。
ニューフレア (T:6256):5240円(+40円)4日ぶり反発。
19年3月期第3四半期累計(18年4-12月)の営業利益を前年同期比85.7%増の98.94億円と発表している。
アジア地域を中心に主力の電子ビームマスク描画装置やマスク検査装置が堅調に推移した。
また、SiCエピタキシャル成長装置の拡販に注力したことも奏功した。
通期予想は前期比22.5%増の114.00億円で据え置いた。
進捗率は86.8%に達しており、上方修正が視野に入ったとの見方から買いが膨らんでいる。