2月1日アジア時間における、人民元と豪ドルは1月財新(Caixin)中国製造業PMIが2ヶ月連続の50割れとなり、米ドルに対して小幅安となった。
日本時間午後2時16分での、USD/CNYは前日比0.6%高の6.7314となった。
1月Caixin中国製造業PMIは、先月の49.7から2016年2月ぶりの最低水準である48.3まで減少した。エコノミスト予想の49.5を下回ったほか、国家統計局が昨日発表した数値をも下回っていた。
同統計局はPMIを49.5と木曜日に発表した。12月の49.4をわずかに上回ったが、中国の製造業景況感は2ヶ月連続で縮小している。
豪ドルはリスク選好の指標とされており、米ドル対して下落していた。AUD/USDは0.5%安の0.7239で取引されていた。
主要通貨に対する米ドルの強さを表すドルインデックスは、95.352で小幅推移となった。今週初めにFRBは市場で予想されていた通り金利の据え置きを決定し、今後の追加利上げに対して慎重な姿勢を表した。
トランプ大統領は中国との貿易協議に関して「非常に上手くいっている」、また最終合意に向けて近い将来に習近平国家主席と会談を行うかもしれないと発言したことを受け、トレーダーは米中貿易協議の進捗に対しても注目している。
米中高官による2日間にわたる貿易協議は、昨日31日に終了した。新華社通信は、今回の貿易協議で「中国政府は米国から農産物、エネルギー製品、工業製品そしてサービス製品の追加輸入に合意した」と報じている。
その他、USD/JPYは108.88円近辺で取引されていた。