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前場に注目すべき3つのポイント~実質新年度相場入りを意識した資金流入への期待も

発行済 2019-03-27 08:53
更新済 2019-03-27 09:20
© Reuters.  前場に注目すべき3つのポイント~実質新年度相場入りを意識した資金流入への期待も

27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:実質新年度相場入りを意識した資金流入への期待も■前場の注目材料:西華産、19年3月期予想を下方修正、配当減額修正■パナソニック、日東工業と協業、配電盤、一部生産を委託■実質新年度相場入りを意識した資金流入への期待も27日の日本株市場は、配当落ちの影響から反落してのスタートとなるが、海外株高のほか、日銀のETF買い入れへの思惑により、底堅い相場展開になりそうだ。

26日の米国市場は、NYダウが140ドル高となった。

長期金利の低下が一服し、景気後退懸念が和らいだほか、原油相場の上昇が材料視された。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比120円高の21270円。

円相場は1ドル110円50銭台と、やや円安に振れて推移している。

配当落ちによる影響であるが、日経平均で175円程度、TOPIXで17Ptほどとみられており、そのためシカゴ先物水準からのスタートとなろう。

その後はこう着感が強まる展開となりそうだが、配当落ちの影響にかかわらず、下落局面において日銀のETF買い入れが下支えとして意識されることになりそうだ。

米中交渉やEU離脱を巡る英議会の動向を注視したいとの思惑から積極的な商いは限られそうだが、景気後退懸念が和らいでいることもあり、一昨日の大幅下落に対するショートカバーも、相場の下支えとして意識されることになりそうだ。

また、配当落ち分の即日吸収を想定する向きは限られているとみられているため、予想以上の底堅さがみられるようだと、実質新年度相場入りを意識した資金流入が期待されてきそうだ。

また、テクニカル面では一昨日の大幅下落でシグナルが悪化傾向にあったが、昨日の上昇でこれを回避している。

本日の配当落ち分を考慮しても、底堅さが意識されることから、下へのバイアスは強まり難いだろう。

市場は大型連休を前に4月下旬にかけてポジション圧縮の動きと考えられるものの、それまでは短期筋の値幅取り狙いの資金が集中しやすいとみておきたい。

■西華産、19年3月期予想を下方修正、配当減額修正西華産 (T:8061)は26日、2019年3月期業績予想の修正を発表。

売上高は従来の1750億円から1550億円、営業利益は31億円から20.5億円に下方修正している。

第4四半期に予想していた輸出商談の受渡が納入先の事情により翌期以降に期ずれしたため。

また、期末配当を30円予想から20円に減額修正しており、年間配当は55円から45円となる。

■前場の注目材料・日経平均は上昇(21428.39、+451.28)・NYダウは上昇(25657.73、+140.90)・ナスダック総合指数は上昇(7691.52、+53.98)・シカゴ日経225先物は上昇(21270、大阪比+120)・1ドル110円60-70銭・VIX指数は低下(14.68、-1.65)・SOX指数は上昇(1396.75、+14.00)・米原油先物は上昇(59.94、+1.12)・米長期金利は低下・米中貿易戦争終結への期待感・日銀のETF購入・パナソニック (T:6752)日東工業 (T:6651)と協業、配電盤、一部生産を委託・三菱自 (T:7211)日本郵便にEV納入、1200台、集配車向け・JUKI (T:6440)YKKと開発、ジーンズ用ファスナー、縫製工程を合理化・NTTドコモ (T:9437)誤差数cmで位置測定、自動運転向け技術検証・大和証G (T:8601)介護事業に本格参入、オリックス・リビング買収☆前場のイベントスケジュール・10:00 NZ・ニュージーランド準備銀行(中央銀行)が政策金利発表 1.75% 1.75%・10:30 中・工業利益(2月)  -1.9%

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