9日の米国市場は、NYダウが22.65ドル安の26783.49、ナスダック総合指数が43.35pt高の8141.73と高安まちまち。
シカゴ日経225先物が大阪日中比10円安の21500円。
10日早朝の為替は1ドル=108円80銭台と、9日大引け時点より小幅円安。
本日の東京市場は昨日の動意薄地合いを引き継いで小動きでスタートしそうだ。
本日も米国株や為替の小動きを背景として、薄商いが予想される。
ただ、週末にオプション7月限の特別清算指数(SQ)算出を控えている。
本日は水曜日とあってSQ絡みの売り買いが活発化しやすく、ファーストリテ (T:9983)やソフトバンクG (T:9984)といった日経平均の高構成比銘柄がオプション絡みの思惑的な売買に振らされる可能性に留意したい。
また、本日は8日に続いて上場投資信託(ETF)の決算日が集中するため、分配金捻出の換金売りが広がるリスクがある。
もっともETF決算集中日は本日で終わるため、売り物が増えれば押し目買いも厚みを増すと予想される。
他方、強気の投資判断や目標株価の引き上げが観測された伊藤忠食品 (T:2692)、キユーピー (T:2809)、日東紡 (T:3110)、東光高岳 (T:6617)などに注目。