15日のアジア時間、米エネルギー情報局(EIA)が原油在庫量を発表した後、原油価格は2週間連続で下落した。
午後2時45分時点で WTI原油先物は0.4%安の54.99ドルとなり、ブレント原油先物は0.6%安の59.12ドルとなった。
米エネルギー情報局(EIA)発表の原油在庫量は、市場予測の280万バレル減に対し160万バレル増となった。
同局によると、原油在庫量は同時期の5カ年平均より約3%高い4億4050万バレルとなっている。
中国鉱工業生産・小売売上高の不調、米10年国債の逆イールド発生などにより景気後退不安が高まり、原油価格にも影響した。
米10年債利回りは2年債利回りを下回り、逆イールドが2007年以来初めて発生した。エコノミストの一部は逆イールドの発生を景気後退の先行指標として捉えている。